名古屋発!日帰りでちょっとマニアックな温泉に入りに行こう
※この記事は2018年8月に行った旅行プランです。
2019年現在である程度ダイヤなど書き換えています。また少し余裕を持たせたプランですが、同行程を保証するものではありません。あくまで参考程度にご覧ください。
20年、18切符を愛用してきたおっさんが、一周まわって編み出した18きっぷの新しい活用方法
もうね、飽きるんですよ。
ネットとか見ていても、やれ高山だ、やれ下呂温泉だ、京都だ岡山だ、俺なんて広島往復したもんね〜みたいな記事がわんさかあることあること。
そして、もうそんな似たようなことは何度もやっているんですね。
京都や大阪、東京までの18きっぷ利用シーンについては、詳しい方たちが事細かに情報を提供してくださっているので、そちらをご覧いただくとして、今回おすすめするのが、あまり知られていないマイナー(といっても今回の目的地は比較的有名ですが)な行き先と、多少の徒歩の覚悟をもって失敗前提に調査してみようぜ、という企画自体がマイナーな企画です。
というのも、飯田線秘境駅号の調査や小和田駅から歩いて大嵐駅までを踏破した取材班にとって、むしろ有名観光スポットは不要になっていたからです。
2019年版18きっぷの旅記録はこちらをどうぞ♪
青春18きっぷについての予備知識
日本全国のJR(九州、西日本、四国、東海、東日本、北海道)の普通列車が乗り放題
まあ、この辺りは説明しなくてもご存知の方がおおいでしょう。
主に夏休み、冬休み、春休みの年に3シーズン、期間限定で発売されるきっぷで
5回分(5人分)で11800円。
1回ずつ5回使っても良いし、期間内なら3日連続で使ってその翌週に残り2日分を消費するもよし。
3人で旅行してあとはお袋と親父で旅行に行くためにあげてもよし。
余りはメイチカの名駅チケットに売ってもよし。
つまり1日分つかうとその日の始発から12時を超えて初めて停まる駅まで乗り放題なのです。
特急・急行などは乗れません。
乗ると特急券どころか乗車券まで請求されます。
急いでいるからと、特急に少しの区間乗ってしまうと、あっという間に18きっぷの1日分(1回分・一人分)の金額を超えてしまいます。
また名鉄・近鉄などの私鉄ものれませんし、遅延による払い戻しもありません。
何があっても自己責任なので確実を求めるのはやめましょう。
快速・新快速・指定席・自由席グリーンには乗車可能。
快速や新快速・特別快速などの種別は乗車可能です。
列車自体に名前がついている列車(快速みえなど)にも乗車できます。
快速・普通列車であれば指定席料金を支払えば指定席にのれるし、東京近郊の「自由席」グリーン車にも乗車できます。ただし指定席は除外。
詳しくはこちらのサイトに詳しく記載がありますので、初心者の方は勉強してから利用してください。
なお、時刻表は経験上必須です。
紙の時刻表でも電子でもかまいませんが、有料版のちゃんとしたものをご用意ください。
検索アプリみたいなものはほぼ使えないと思って良いでしょう。
どうせ鈍行しか乗れないなら、マイナーな行き先が面白い
有名どころに行き尽くした結果、新たな利用法を発見。
いや、これが本来の使い方なのかも。
だってどうせ特急が停まるような駅にたどり着くまでには時間かかるし、行き違いなどで長時間停車もあるので、逆転の発想で、だれも行かなさそうな温泉ないかな〜と思ったらありました。
けっこう有名な温泉スポットですが、小坂温泉郷。
ね?ちょっといいでしょ、ワクワクしてきたでしょ♪
使い方次第で自分の旅をプロデュースできる
18きっぷ。
いや。めんどいっすよ。
間違いなく特急列車を使った方が楽だし快適ですよ。
苦行を楽しみたいという方にしかオススメできません。
目的地までの時間をかけた分達成感が〜とかいう人、嘘ですから。
昔はよかったんですよ、デッキ付きの旧型急行型列車だったり、キハ58だったり、名車がたくさん活躍していましたからね〜
まあでも格安での〜んびり遊ぶにはもってこいの切符です。
現地1時間滞在するために往復12時間かけていく、みたいなバカな使い方も可能。
目的地決定
同行者(被害者)を誘う
今回は小学生から旅を共にしてきた、トラベラーDという人物をうまく騙して誘い出しました。
といっても、奴も生粋の鉄オタなのでわかっていて騙されたのですが♪
このトラベラーDはかなり旅慣れしているのと、本当に何度も同じ修羅場をくぐりぬけてきた戦友なので、旅がしやすいです。
旅慣れしていない人と一緒に行く場合は注意してくださいね♪
乗りっぱなしだと文句を言われるので、たまに面白いスポットを混ぜて置く
特に同行者が鉄道マニアでない場合はかなり要注意です。
かなりの高確率でキレられます♪
前回、PCSという友人を騙して岡山まで鈍行で往復したときのことをいまだに文句を言われています♪
事前にきちんとせつめいして、体力が必要なことをみんなで認識しましょう。
日時をきめてプランニング
青春18きっぷの旅は、プランニングが肝です。
旅の良し悪しを分ける重要なポイントになりますので、最低でも2パターンほど用意しておきましょう。
列車はいつも定刻にやってくるとは限りません。
人身事故、災害、車両故障など、何かトラブルが起きて予定していた列車に乗り込めなくても誰も保証してくれません。
そこが18きっぷの落とし穴なのです。
いきあたりばったりで旅をしていると、同日中に帰れなくなったり、失った時間を取り戻すために高額な特急料金や乗車券といった代償を支払う可能性もあります。
ダイヤは特急が最優先で組まれていることを知る
当然といえば当然なのですが、鉄道は高額な特急料金を支払って乗る特急列車が一番優先されます。
特急列車を追い越させるために(特急退避)、謎な駅で長時間待たされることもよくあります。
持ち物はできるだけコンパクトに
長距離移動する際は乗り換えが頻繁になります。
最近の傾向では、普通列車は長距離移動するものではなく、通勤通学の短距離移動につかう認識となっています。
また乗り換えた先で座れる保証もありません。
1時間以上立ちっぱなしといったことも想定されますので荷物はできるだけコンパクトにまとめなければなりません。
名古屋〜飛騨小坂まで
今回の移動プラン
名古屋6:23発【列車番号305F】大垣行き 311系
岐阜6:49着 6:53発【列車番号1711C】高山行き キハ25系
飛騨金山8:19着 8:25分頃発【列車番号1711C】
下呂 8:51頃着 高山行き普通列車【列車番号1711C】接続
飛騨小坂9:28着予定(実際には高山本線土砂崩れ不通によりバスによる代替運行のため遅延。)
という、なんともレアなプランでした。
10:20 飛騨小坂駅前発 鹿山行き
10:34ひめしゃがの湯着
14:12ひめしゃがの湯発
14:28飛騨小坂駅前着
飛騨小坂15:24発 【列車番号1718C】キハ25
飛騨金山15:54着 16:00頃発【列車番号1718C】代替バス輸送
下呂16:23着 16:30発 【列車番号1718C】キハ25
美濃太田17:32着 17:37発【列車番号748D】キハ75
岐阜18:07着 18:22発 【列車番号2112F】特別快速 313系
名古屋18:48着
311系は足回りがガタガタ。
305Fに充当された311系は1989年から1990年にかけて製造され、東海道本線新快速を中心に爆走、こき使われていたのでそうとう台車が悲鳴を上げている様子でした。
JR東海お得意の窓ガラスが汚い攻撃にもあっており、視界も悪いですが転換クロスシートで大好きな車両です。
313系の前身とも言える形式ですので思い出も深いです。
VVVFインバータ制御が主流となっている昨今、電磁添加励磁制御の直流モータの音が最高です。
1711Cのキハ25について
岐阜ー高山間に充当されたキハ25系はJR東海が力を入れて国鉄キハ40を駆逐するために導入した、313系に見た目がそっくりな気動車です。
岐阜ー下呂間は初期車であるオール転換クロスシートを装備した、内装まで313系にそっくりな系列に乗車。
旅情はないものの、快適に移動することができました。
問題なのは飛騨金山ー飛騨小坂のオールロングタイプです。
高山本線が復旧した今、どちらのタイプが充てがわれているのかは再度調査が必要になります。
飛騨金山ー高山に当てられたワンマン対応のキハ25-1004編成。
乗務員室がシステマチックにレイアウトされています。
代替輸送バスは快適だった
ハイデッカータイプのバスが使用されていて、当然座席はリクライニング機構を備えており快適でした。
いっそのことバス旅の方g・・・(略
30分弱の乗車時間です。
鉄オタの象徴、指差し呼称をどうどうとやるトラベラーD。
恥ずかしいからやめていただきたい。
飛騨小坂駅は静かで自然豊か。
一部の特急が停車する高山本線の飛騨小坂駅。
駅舎は木造で小綺麗に管理されており、夏の緑が一層雰囲気をよくしていました。
本数が少ない割に1日あたり71人の利用があり(2016年時点)、思ったより利用客はいるものの、71人の利用だけでは駅前は当然寂れているなと思ったのは確かです。
ホームは1面2線で交換可能駅です。
シンプルですがむかしからのいい雰囲気を醸し出しています。
地上1階建ての木造をアピールした駅舎で、駅前の丸型ポストが田舎の雰囲気を盛り上げてくれます。
この駅は岐阜県が誇る、名古屋ファンでも数少ない星5ランクの濁河温泉などの玄関口になっています。
飛騨小坂〜ひめしゃがの湯まで
濃飛バスが飛騨小坂からひめしゃがの湯までを結んでいる
下呂駅からもアクセス可能
下呂バスセンターから飛騨小坂経由でひめしゃが温泉を通るバスが出ています。下呂駅からだと料金も1000円程度になり高額なので、18きっぷの旅をするなら飛騨小坂から乗ることをお勧めします。
下に時刻表を貼り付けておきますのでご覧ください。
私たちは10:20分飛騨小坂駅発のバスに乗車。
定刻より3分ほど遅れてやってきたことを覚えています。
乗車率は、私たちの乗った便はほぼ貸し切りで、途中1-2人乗り降りが有り、ひめしゃが温泉で私とトラベラーdを含む3人が降りて、お客さんの居ないままバスは出て行きました♪
使われている車両はよく見る路線バスの汎用型で中型です。
小坂駅前の整理券は21番でした。
7キロ近い距離があるので運賃もそこそこ、時間にして15分程度ですが片道420円でした♪
濃飛バスの運賃・時刻表など
所要時間15分ほど。
運賃片道420円。(7km程度)
こちらは飛騨小坂からひめしゃがの湯方面のバス時刻表です。
こちらはひめしゃがの湯から飛騨小坂までのバス時刻表です。
高山本線も濃飛バスも本数が少なく、帰りの便は14:12とあります♪
11:11に一本下呂方面のバスがありますが、慌ただしすぎるので無しと考えると、14:12のバスに乗るのが吉です♪
土日は運休する便もあるのでよくご確認下さい♪
周りには何もないので時間を持て余すかもしれません♪
飛騨小坂は温泉への玄関口です。
バスがやってきました。
整理券の番号は21番でした。
ひめしゃがの湯の目の前に停車します。
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